回答が遅れて済みません。
現段階では、診察だけでは、診断できないかも知れません。
【推定「全身・広範囲の慢性疼痛」 ⇒ 治療を進めてみる】
クスリ服用、治療を特にできず、安静・臥床だけ、悪化の傾向があり、
という現状は、打開したいところでしょう。全身・広範囲の慢性疼痛と
考え、当院がやってる「低出力レーザ光治療」をしばらく(たとえば数
回・数週間)ためしてみるのが良いかも知れません。多くの慢性疼痛の
治療に極めて効果的なのですが、進み具合がぎくしゃくすることがあり
ます。特に対象が広範囲で重篤な場合には、効果を感じない、かえって
悪化したなどの回があります。試行錯誤、方針小修正などを積み重ねて
いくことになります。
【ALSなどの神経疾患ではなさそう】
神経内科を受診され、諸検査も受けられ、特段の異常を指摘されていな
いようなので、ひとまずは違うと考えられます。
筋肉びくつきは、慢性疼痛では良くあるし、正常でもたまには起きるこ
となので、診断の条件にはなりません。腱反射亢進は、個人差が大きい
ので、あまり診断の参考にならないかと思います。
自己免疫疾患(リウマチ、SLE他)の可能性も検討されたと思いますが、
どうでしょうか。
【全身の慢性疼痛】
「肩・胸骨のコリがあった」、しびれ感、足の冷え、脱力、動かしにく
い、重苦しい、などは、当院の治療の対象になります。頻脈、過呼吸は
、胸のしめつけ感から来てるのではないか、と推測されます。とすると
それも改善可能です。
長期間の全身広範囲の疼痛の状態は、重苦しさ、脱力、全身疲労・倦怠
感を伴うもので、「線維筋痛症(痛みが主の場合)」「慢性疲労症候群
(疲労・倦怠・脱力が主の場合)」に当てはまるかも知れません。ただ
、それらに診断されても、確実になおっていく治療方針(主に投薬)を
期待できるわけではありません。
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