頸肩腕症候群が全身・広範囲化したもので、当院では現在も、似たよう
な状態から治療中の例が数人おられます。頸肩腕症候群は一般には、そ
れぞれの症状の部位で何が起きているのかは不明で、過労が原因・きっ
かけになることがわかっている程度です。くび肩・腕・手・ゆびが悪い
ことが多いのでこの病名となっていますが、頭痛・眼・耳・背中・腰・
下肢も巻き込まれることが少なくありません。特に女性にその傾向があ
ります。
「リンパ循環が滞った状態と見なし、それを低出力レーザー治療という
方法で改善する」というのが当院の考え・方針です。徹底すれば必ず良
くなります。
めまい・ふらつき感は特にくびの後に縦にコリが強いと起きやすく、同
時にそれは首の前・喉の症状(違和感・のみこみにくさ、しゃべりにく
さ)なども伴うことがあります。一部の筋肉の収縮、しびれ感やさまざ
まな違和感は、多くの医療機関が勘違いするような「神経症状」ではな
く、その部位に起きている局所リンパ循環不全が実体です。広範囲化、
特に体幹・背中にコリ・とどこおり・固さがあると、全身疲労倦怠感と
なります。
その他書ききれませんがさまざまな症状があり、その多くは同根で、か
つつながりあっているものです。症状の種類や部位が、季節・天候で変
化し、日内でも変わったり、女性の場合は生理周期でも大変動します。
そのため、個別の狭い専門領域を取り扱う「専門家」からは、軽い症状
と見なされたり、心因性だろうと言われることもあります。型どおりの
多くの「高度な」「精密検査」をほどこされ(多額の費用と膨大な時間
をかけ)、どこにも異常は無いことを見せつけられたりします。
特に有効なクスリも無く、気長に体質改善をめざすとか、長期休養し、
この先も無理せずつきあっていきましょうなど、といわれることもあり
ます。
当院では、治療実績はありますが、簡単ではありません。できるだけ密
に(間隔をあけず)、多数回の治療が必要です。どれくらいかかるかは
やってみないとわかりません。治療効果はぎくしゃくと進みます。単調
に着実に進まないことがあります。上記の説明と方針についても、実感
として納得するために、とりあえず初期5回くらいは、受けていただくこ
とをお勧めしております。通院条件(距離 都合)などはご相談くださ
い。
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