お書きになった症状は、放置すると、持続、悪化、拡大する可能性は高
いと思われます。
「線維筋痛症」かどうかは、あまり本質的な問題ではありません。まず
症状悪化からの期間が短いので定義から外れます。症状が、左右とも、
腰、背中も含め、全身広範囲でないと、やはり違うことになります。し
かし、だからといってまったく違う状態という意味でもありません。ま
た、線維筋痛症やその基準には合わないけど類似の慢性痛に対して、ほ
とんどの医療機関は鎮痛剤、抗欝剤、漢方薬などの処方をしますが、対
症療法(薬効のある時間だけ緩和)であって、治っていくという期待は
持てません。これに対して、痛みを抑えないと「脳に間違った記憶が固
定される」ので、それを抑えることに意義があるとする理屈もあります
が。
痛みは「(会議室でではなく)、現場でおきている」
当院は、身体の局所に実在するコリ・圧痛は、脳にできてしまった間違
った記憶や、痛みに対する脳の過敏性などではなく、実体のあるもの、
かつそれはリンパ循環の局所的鬱滞として、低出力レーザ光治療で、解
消・改善を図ります。ある程度以上頑固なものは、クスリ、数ヶ月の安
静・休養や、運動、マッサージなどの努力では、改善できないもので、
多くは悪化、拡大していきます。症状改善は、生活・仕事の活動性・生
産性向上のためにも重要な意義があります。
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