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くびの慢性疼痛、改善できます No.[1097]
投稿者:芝大門クリニック・渡辺譲二 投稿時間:2017/08/03 [木曜日] 08:51:26
くびなどの慢性疼痛は多分改善できます。まずは診察、そして期間・治
療回数などの見通しについては数回以上治療を進めてみないとわかりま
せんが。

【くびの急性痛】  急に始まるくびの痛みは「寝違え」と言われます
。動かそうとすると強い痛みが出るので、「くびが回らない(借金の時
もそう言う)」状態になります。これは起床時に始まる、または気がつ
くので、そのようなネーミングになったようですが、日中のちょっとし
た動作がきっかけとか、日中何もしていないのになったということもあ
ります。「寝違え」は2日から7日(平均4日くらい)でいつの間にか治っ
ていることが多く、医療機関では病気扱いしないとか、画像検査で安心
させて、痛い最中にはクスリやシップを出すということが大半の対応で
す。
【慢性化も】 しかし、そのまま数ヶ月以上長期化・慢性化するケース
も多く、当方ではそのような患者さんが多く受診・治療され、改善/治癒
できます。
慢性のくびの疼痛は、特にある瞬間からではなく、だんだん悪化してき
たというケースの方がむしろ多いようです。治療する側からすると、急
発症とほぼおなじ治療方針です。始まったばかりの急性期の治療も可能
ですし、望ましい対処です。なお、むち打ちや打撲などの外的要因によ
るものは、骨・関節・筋・腱などの損傷を確認する検査が必要ですが、
それらが治癒(外科的用語の「創傷治癒」)する期間を過ぎても続く疼
痛についても、おなじように改善・治療可能です。
【原因と治療】外傷以外の身体疼痛の大半は、長期間の休み無しの仕事
、緊張の連続からくるコリ(実体は局所のリンパ循環鬱滞)の悪化が原
因です。椎間板ヘルニアや他の神経圧迫・絞扼が原因となることはむし
ろ例外的です。当院では低出力レーザー光治療で、痛みの部位や関連部
位のリンパ鬱滞を改善することで、症状の改善・治癒をはかります。
【いずれかの半身ばかり】
頭から腰・足まで様々な症状が片半身ばかりに出ることは多く、かつ当
院の集計では左半身の方が多いことも明かです。仮説としては解剖学・
構造的な原因も推定できます。かつてパニック症状があったそうですが
、それも、
多くは、胸まわりのコリ(典型的にはみぞおちの高さの胸郭に水平にわ
っか状に圧痛がある)が、胸をしめつけ、充分な呼吸ができないような
感じになることが原因です。
【心因】 心理的な圧迫感・恐怖感は、コリ、しめつけ感などを急激に
悪化させる要因になると考えられます。他にも、エアコンの冷風、天気
(変化)、疲労・緊張・睡眠の不調、生理サイクル(ホルモンの変動⇒
むくみ)、なども悪化要因ですが、それらは症状がめだつようになる引
き金であって、ベースとなってるその部位(いつも繰り返すおなじ場所
)のコリ(局所鬱滞)が原因なので、それを狙うのが基本です。




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