ALSの可能性はほとんど無いと思います。まずとても少ない病気であるこ
と、きわめて若いこと、脱力・筋力低下・筋肉の萎縮・上半身（さらに
全身）の痩せなどが無いことなどが理由です。
これまで感じたことがない、言葉に表現しにくい、身体のさまざまな部
位の違和感が、現れたことからくる、不安があるので、それを消す、十
分納得できるように説明することが、解決方法かと思います。

「筋肉のはる感じ」、柔らかいはずの筋肉の深部に硬いもの（スジ状？
）ができてしまい、動きを邪魔している感じ、は、「コリ」で、その実
体は、リンパ循環がその部位で滞っている状態です。充分な安静・休息
、入浴、マッサージ、軽い運動などで消えるはずです。難治の場合は当
院がやってるような「低出力レーザー光治療」で改善できます。
「しびれる感じ」も、やはりその部位のリンパ循環滞りから起きるもの
です。同じように改善できます。一般には、神経に問題があると解釈さ
れがちですが、体調・時間帯・姿勢・疲労度・温度などによって変化す
ることがほとんどなので、治療は同じく局所の「リンパ循環不全として
扱い、十分に改善可能です。

身体症状は、感じ方・言葉としての表現は、個人差やおなじひとでも部
位によってがらっとちがいます。いずれにしても、生活や何かを遂行す
る妨げになる「違和感・不快感」です。「痛み」はそのうちの代表的感
じ方・表現ですが、痛みがないから軽いわけでもなく、特殊な怖い状態
というわけでもありません。スポーツ選手が試合に出られない、引退す
る理由に、身体部位（腰・肩など）の「違和感」を挙げることがありま
す。痛みでないならやれるんじゃないか、というのは「わかってない」
素人考えで、眠れない、集中できない、必要なパフォーマンスができな
いなどの状態は、痛みと同等以上の苦しさ（「痛みならクスリで抑えら
れるのに……」）です。

はる感じ、しびれる感じは多くのひとに良く起きる症状です。しかし、
だから気にするなでは済まないものです。今後、そのようなことをたび
たび経験するかも知れませんが、前述のような自分でできる方法を試し
、かつ、そのような事が起きない生活上の工夫・注意をしてください。
だめなら、受診してください。