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治療可能な症状 No.[1165]
投稿者:芝大門クリニック・渡辺譲二 投稿時間:2018/09/03 [月曜日] 00:14:14
「くび、肩のこり・疼痛、手足のしびれ感、関節の違和感、動かしにく
さ、全身疲労・倦怠感、めまい・ふらつき感」。
このような症状はとても多く、むしろ大半のひとが、一時的経験はして
いるかと思われます。しかし、しびれ感、脱力感、めまいなどの原因を
神経性と(だけ)解釈し、その原因部位を追求する検査は、それをほと
んど見つけることができません。
このような症状は、頸肩腕症候群に含まれます。ほぼ治療・改善可能か
と思いますが、進めてみないと、必ず治るとか、どれくらの期間・回数
を要するかなどはわかりません。
当院ならば、「とりあえず数回(5回くらい)の治療《低出力レーザー光
》によって改善する(または改善・治癒の方向性が見える)可能性を期
待してみる、中長期的方針はそれから考えてみてはどうでしょうか」、
との提案になります。
一般の医療機関・他科(神経内科、脳外)などでは、まずはMRIなどの画
像検査となります。しかし、腰椎・頸椎MRIでは正常の成人でも2/3に異
常(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄の傾向)があることが知られており、
またそのような所見が見つかっても、手術は勧めないので、「まずは画
像検査から」には意義が少なく、発症初期にはむしろ治療優先の方が実
際的です。
また仮に、諸検査の後に、除外法で(他の疾患ではなさそうなので…)
、「頸肩腕症候群でしょう」と消極的に診断しても、実際の治療は無く
、クスリと休養・安静指示だけとなることが多く、それではあまり効果
がないことになるかと思います。





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