さちさん、マウスは怖い

頸肩腕症候群では、手に症状があると、同じ側の腰、脚、足に痺れ
などの症状がでることは、極めて多いことです。
　製図、CADなどマウス操作が多い業務では、動かさなくとも持っ
てるだけで、肩のコリが強くあります。マウスは、近年、初心者向
けに開発された便利なツールですが、長時間使うべきものではない
ようです。
　推測になりますが、おかきになった症状の実態は、リンパ節・管
の鬱滞によるものでしょう。引き金は、後頚部から肩にかけての筋
肉のコリによって、繰り返し後頚、側頸部のリンパ管が圧迫された
ことで、そのような「癖」がついたものと思います。
　リンパ系の「流れ、せき止め」は、自律神経が調節し、それは脳
の視床下部などが関与します。疲労、睡眠不足、日周リズムの乱
れ、女性は月経前などの一般要因をベースとし、エコン冷気、過度
の集中・緊張、ストレスなどを引き金に一気に悪くなります。
　仕事や生活のあり方（時間、密度、休憩の入れ方、物理的条件な
ど）を改善しても、良くならないようでしたら、受診してくださ
い。