肩甲骨内側の疼痛は、細かく言うといくつかの部位に起きますが、とて
も多いものです。当院でも、毎日のように治療しています。
右利きでも、左利きでも、多くは左におきる傾向があります。そのこと
から、心臓・胃の疾患と関係あるかもということで、内科的諸検査をし
ても異常なしということになることも多いようです。
「長期に続く疼痛の原因のほとんどは、局所リンパ循環の滞りである」
という仮説で、疼痛部位と、関連する部位のリンパ節を狙い、低出力レ
ーザー光で刺激すると、鬱滞が消えて、腫れ・硬さが引いて、痛みが解
消します。ほとんどの医療機関では、疼痛の原因を神経障害と考えて探
そうとするのですが、見つからず、解決できないことになりがちです。
多分、上記の解釈・方針で、消し去ることができますが、短期間に繰り
返し治療《低出力レーザー光》することがカギです。回数はやってみな
いとわかりません。クスリはさほど効きません。
緊張や、休憩無しの長時間持続作業（その長い年月の蓄積）により悪化
すると考えられます。予防対策の重点もそこです。休養・ストレッチ・
軽い運動もプラスです。ただし、できあがってしまった頑固なものはそ
のような自分だけの努力・工夫では簡単に消せないようです。
|