１）くび、肩、腕の症状もある（先行）ことから、頸肩腕症候群または
それに準ずる状態かと思います。手の震えはその一部症状としてでるこ
とがありますが、他よりも治りにくい傾向があります。
２）他の原因としては、甲状腺機能異常や、空腹（あるいは糖尿病治療
での低血糖）や、高齢など。これらは経過から違いそうですし、検査で
わかります。緊張による心理的な原因などもあります（やけどの時はそ
の要因も少なからず加わったでしょう）。神経内科的疾患（大脳基底核
異常）は、わずかですし、診断も大変で、かつ治療はさらに難しいよう
です。
------------------------
ということで、１）の可能性で、治療してみるのが、実際的です。１）
の場合、書字や箸あつかい、キーボード、楽器などが思うようにできな
くなるほどになると「書痙（しょけい）」です。それほどの困難はなく
、小刻みに震える程度でしょうか。前腕背側（甲側）の筋肉がごりごり
と硬く、押すと痛いようなら、それが取れるとかなり解決できます。右
腕や、他人と比較してみてください。
仕事や負荷を減らしても改善できない場合、可能なら当方をご受診くだ
さい。遠い場合は、ハリ治療を試すなどしてください。