痙性斜頚や、書痙は、不随意運動で(原因も確実にはわかってないので
)、かなり難治性です。さらに、私は、決してその分野の専門ではあり
ません。
痛みは、斜頚の本質ではなく、二次的症状でもあり、何とか治療(少な
くとも他よりは改善可能)します。
現在医学常識では、原因は、大脳基底核の機能異常ということにされ
ています。しかし治療は、その理屈とはまったく合わなず、ボトックス
などでくびの筋肉のマヒを狙うものです。あるいは、全体を心因性とし
て、あてもなく抗不安薬を処方することだけに終わったりします。詳し
く述べるゆとりがありませんが、一応独自の理屈と治療法を立てつつあ
ります。
これまでの数十例の治療成績は、決して良いとは言えません。いつの
間にか受診されなくなった患者さんも多数おられます。良くなったかも
知れないし、見限って来なくなったかも知れません。他方、確実に良く
なって治療完了となった方も多数おられます。
総じて、まだこの分野には自信がありませんが、今の日本の状況から
すると安心して推薦できる医療機関があるわけでもありません。
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