頸肩腕症候群など慢性疼痛に対して、硬膜外ブロックはあまり有効では
ありません。むしろ局所的な注射の方がましです。
低出力レーザ光治療は、今のところ最有力な治療方法ですが、それ自体
は、装置・道具に過ぎず、どう用いるかによって効果に天と地の差があ
ります(局所の注射ももちろん同様です)。
身体的な実体なしに痛みを感ずることはほとんどあり得ません。まして
、他の疾患の可能性を否定して「頸肩腕症候群」と診断されたならなお
のことです。慢性疼痛から二次的に精神症状が出ることはありますし、
逆に、疼痛の悪化・変動に精神的状態の影響は大きいのは確かですが、
それが主と考えてしまうと、遠回りまたは袋小路になります。
少し悲観的になっておられるようですが、必ずなおるものなので、前向
きにとりくんでください。
なお、質問に際しては、年令、性別、背景などの情報を添えてください
。
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