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レーザ治療の安全性 No.[913]
投稿者:芝大門クリニック・渡辺譲二 投稿時間:2013/10/06 [日曜日] 00:29:37
《安全性》治療に用いるレーザ光は、波長830nm(千分の一ミリよりちょ
っと短い)赤外光です。レーザ光とは、その波の位相(山と谷の位置)
が揃っている(そのために散乱しにくい)というだけで、他は普通の光
と同じです。つまり身体にとっては、赤外ストーブに当たっているのと
同じ程度のことなので、ハリ治療よりは遙かに安全です。
低出力機器は、深部に到達することも無く、実効的には数整焚爾覆里
、身体のほとんどの部位に用いても問題はありません。唯一の懸念は、
それも私は無視して良いと思ってますが、眼でまっすぐレーザ光を見つ
めると網膜が焼ける可能性があることです。それも計算上は太陽を直視
するよりは遙かに低い侵襲です。脳や脊髄などの中枢神経系(神経核が
密集している)に対しても、達することはないのですが、少し温める程
度の刺激は何の問題もありません。なお、脊髄(神経の束)は皮膚から
2−5儖幣紊眇爾にあり、そんな深くまで到達するレーザ光はありませ
ん。
《金属》 金属があるとまずいというのは、全くの誤解です。原理的に
も、メーカーのマニュアル上も何の問題もありません。悪いけど、その
説明はやや認識不足によるものです。MRI(核磁気共鳴)や、低周波(通
電)治療など、身体に強い磁場とか電場をかけると、金属に電流が発生
し、熱を発生するとかさらに何らかの化学変化を起こすことがあります
。電子レンジで金属を入れると火花が出るようなものです。MRIでは金属
が埋まっているとそこを中心として画像がサチって(飽和)しまうこと
があります。レーザ光は光/熱なので、磁場・電場に関係なく、そのよう
なことは起きません。レントゲン撮影では、金属は骨よりもX線を通しに
くいので、そのままくっきり映ってしまって、その前後にあるものが見
えず、見たい物が見えない事態が生じますが、それだけのことで、安全
性には問題がありません。
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今回は、レーザ光の原理、埋まっている金属や、神経組織に対して問題
ないのかなど、これまでお答えしたことのない質問でしたので、説明い
たしました。回答の不備もあり、様々な疑問が次々とわいてくるかと思
いますが、本掲示板の主たる目的は、個別の質疑応答を介して、他のど
なたにも参考になりうることを説明することとしております。よって、
できるだけ、回答に対する追加質問を繰り返すことを避けるようにご協
力お願いします。



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