頸部の激痛、2週間前突然発症、その後も持続ということですね。
【寝違え】ぎっくり腰のくびバージョン。くびの筋肉のどれかの筋
膜などに微少な亀裂、断裂ができ、激痛のため周囲の筋肉も過剰な
緊張をし、さらにそれらも痛み始めるというものです。およそ4日
くらいで軽くなるのが普通です。しずさん、一度やや軽くなってる
ようなので、これかも知れません。「寝違え、の酷いもののよう
な…」と言われてますが、起きあがれないほどの寝違えは珍しくあ
りません。急性期なら冷やす、あとは安静で、自然治癒です。
【くびのコリ】多くは、頸の後方から肩甲骨の上の縁の外側にかけ
てできる、鋭いコリです。たいてい、ごりごりした固まりやすじを
触れるものです。酷いときには、眠れない、動かせないになりま
す。これは、多くは、実態がリンパの鬱滞です。簡単に取れず、長
期化することもあります。低出力レーザ治療、マッサージ・ハリ、
トリガー注など。
【頸椎症(椎間板ヘルニアなど)】「急激な発症」という特徴から
も、これも、疑わしいと考えられます。「しびれ」が必ず伴うもの
ではありません。レントゲンだけでは分からないことが多いので、
MRIで判断してください。なお、MRI画像上の異常所見は正常の多く
にもあるので、今回の症状をきっかけに、「頸椎症」と診断されて
しまう可能性もあります。
診断がはっきりしない、症状が持続、再発するなどの場合は、可能
であればご受診ください。
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