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「頸肩腕症候群」との仮定で数回治療してみては? No.[959]
投稿者:芝大門クリニック・渡辺譲二 投稿時間:2015/03/25 [水曜日] 01:36:54
1)「長期の強い肩こり、上肢の鈍痛、引っ越しや日常の生活・仕事に
よる疲労、ストレスなどの背景要因」  :  お書きになった症状だけ
からは、「頸肩腕症候群」の可能性も高いかと思います。当院で数回の
治療(低出力レーザー光)を受けてみて、改善・変化の兆しが見えれば
、さらに続けて、治癒または完全〜部分的改善などの納得できる現実的
レベル(通院の手間や自分の長期プランとの兼ね合いで)を目指せば良
いかと思います。
2)「上肢の筋力低下、あまり痛みはない。中年男性。筋電図、神経伝
導速度などが異常(やや)。血液生化学検査で他の変性疾患ではない。
頸椎、脳MRIなどでも異常がない、神経圧迫、絞扼によるとは考えにくい
。」 : などから、専門医(神経内科?)が実際に診察して判断したの
ですから、「ALSかも知れない」というのを簡単には否定できません。た
だ、次の検査まで待つだけでは、重大な不安に対して、消極的すぎるか
と思います。半年も継続中のその症状は、時間経過や単なる休養だけで
は、容易には改善しないかと思います。
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関連回答(954、956)もご参照ください。 
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【痛みと脱力】 膝ががくっと力が抜けてしまう、手や指の力が抜けて
ものを落としてしまう、ということがあります。痛みを知覚できるとき
はもちろん、脳が知覚できなくても、その閾値以下でも末梢では痛みな
どの侵害刺激で力を抜くという反射が起きるものです。良くおきる、脱
力、筋力低下の原因の大半は、コリ・疲労による疼痛(知覚レベルより
わずか小さくても)が原因です。どこか小さくてもスジ状に硬く、圧す
と痛い部位があるはずです。
【筋肉の萎縮】が見える、腕や親指などのつけね(母指球)が細く、薄
くなってしまう、などを伴う筋力低下・脱力はさらに事態が深刻です。
痛みによる反射的運動抑制が続くため、廃用性(使わないから)萎縮に
なる可能性と、コリ、硬さを生んでいるリンパ循環鬱滞、二次的な動静
脈循環障害から、末梢の栄養低下で萎縮が起きることもありえます。



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