血液検査(リウマチ因子など)他で、関節リウマチと診断されても、否
定されても、いずれも、痛み・腫れや他の症状軽減の治療は当院ではや
ります。関節リウマチのクスリは、リウマチ科、膠原病内科などの専門
科にお任せします。
「リウマチ因子」は、正常なひとにも少し陽性に出ることがあり、また
関節リウマチ(後にかなり進んでから確定)でも陰性のことがあり、診
断にはどうしても中長期の経過観察が必要です。
「朝のこわばり」は、関節リウマチのサインとして有名ですが、それ以
外でもかなり多くのひとに時々現れる症状なのに、こちらはあまり知ら
れてません。朝、手指が動かしにくい状態は、ほとんどは、軽いむくみ
が、からんでいます。むくみは、体動の少ない数時間でリンパ循環(体
動による圧迫・弛緩が原動力)が止まっていることによります。くび、
肩、肘まわり・腕などにしこり、圧痛があるようなら、そこを通る経路
に鬱滞があり、手指に症状が出やすくなってるので、探してその状態を
治すことが可能です。
関節リウマチでは、関節内炎症により指の関節の動きが悪くなるのです
が、朝に悪く、昼に改善するのは、やはりリンパ循環の鬱滞によると解
釈すべきです。それを改善することで、その炎症を軽くし、自己免疫異
常(誤って、自分の組織を免疫系が攻撃してしまう)を、流通を正常化
することで、情報と反応のエラーを是正することも可能かと思います。
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