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主たる要因がヘルニアでない可能性も大 No.[13]
投稿者:じわっ [URL] 投稿時間:2005/01/15 [土曜日] 00:26:55
MRI画像での頸椎ヘルニア所見は、ごくありふれていて、むしろ平
均的な成人には当たり前というほどです。ですから、現在の症状
は、頸椎ヘルニアのせいではなく、肩こり(あるいは頸肩腕症候
群)の可能性があります。
頸椎ヘルニアの場合、1)神経根症状(局所的な痛み、しびれ)な
ら、安静が十分なら、数ヶ月も経たずに軽快します。その後は安静
の程度にもよりますが問題なく経過するのが普通です。2)脊髄そ
のものに損傷が有る場合(脊髄症状)は、長引きます(詳述略)。
安静の要点は、1)頸椎カラー装着、できるだけ寝る、ヘッドレス
トに頭をのせる 2)頸の後ろそりをできるだけしない(目薬さ
し、美容院風シャンプー、ドリンク一気飲み、天井に向かっての作
業、などを避ける)、3)頸に上下動の振動、衝撃を加えない、つ
まり、飛び降りる、走る、階段を下りる、インパクトの強い球技な
どを避ける、です。
そのほかに、そもそも頸の使い方を改善するということも重要です
が、これは語ると長いので、別途に、述べます。
 また、ほとんどの頸椎ヘルニアでは、それそのものもの治癒(平
均3ヶ月ほど)後、入れ替わるように、二次的な酷い肩こりが来ま
す。身体の反応として、防御のため頸まわりの筋肉の緊張が一斉に
強まり、それがいつまでも解除されないのが原因です。ですから現
在も続く症状は、ヘルニア(それ自体も主因だったかどうかはむし
ろ疑問ですが)由来のものではなく、二次的な後遺症である可能性
があり、それなら、ヘルニアとして頸の安静を保つのとは治療方針
を90度くらい(意味不明?)、転換する必要があります。
 以上、もし可能なら、できれば画像持参の上、受診していただけ
れば、適切な方向を示せるかと思います。



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