喉に何か貼り付いてる不快感、咳や痰が出ないのにからんでる感じ、声
を出しにくい、飲み込み動作がうまくいかない、などの症状があります
。
耳鼻科受診の主訴としてとても多いものです。喉の内側を見ても異常な
しなので（あればその病名で治療）、心因性とされ、「何でもないです
よ」「気にしないように」とか、抗不安薬処方とかです。ノリのいい患
者さんは、やがてそれで（時間経過もあり）良くなったりするので、不
幸なことに双方「心因性」に確信を持ち、また次を繰り返す、です。良
くならないので来なくなった患者さんも、治ったのだろうと、解釈でき
ます。改善しないと食い下がるような面倒ひとは、心療内科や精神科を
薦めます。今は、花粉症で、一年でも多忙を極める時期ですし。

実は、くび（特に前）や肩のコリ、頭痛、があって、その症状を起こす
ことは良くあることで、前頸部の筋肉の強いこりや前頸部のリンパ鬱滞
があると、嚥下、発声、などの自然な動作が制限・妨害され、喉の内側
に異常を感じます。
治療は、前頸部のリンパ管や深部の筋肉（前斜角筋など）のコリを取る
ことです。肩、他の症状もある場合は、合わせて総合的対策が必要です
。
「耳が痛い」があるのは、耳の周囲にも同じような事態が起きているは
ずです。耳の閉塞・圧迫感、耳鳴りなどを感じるひともいます。

質問には、年齢、性別、背景も含めてください。

受診圏であれば、おいでください。ダメなら、耳鼻科で咽喉頭に本当に
腫瘤などの異常がないかどうか確認してもらい（前記の励ましのお言葉
をいただいて）、あとはハリ治療とか、自然治癒（安静・休養は確実に
プラス）に期待してください。