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頸椎ヘルニアとめまい No.[3]
投稿者:じわっ [URL] 投稿時間:2004/11/06 [土曜日] 22:32:55
めまいは、頸椎ヘルニアの症状としてはほとんどありません。腕の
痛みは、症状の悪化という可能性もありますが。

「めまい、ふらつき」は、ぐるぐる目が回るという深刻なものか
ら、ふわふわした感じ、まで、かなり幅広く、軽いものは、言って
みればどんな病気にもありうることになります。

めまいの原因

1)前庭三半規管の異常(たいていは自律神経異常による血やリン
パの循環低下)による。
これは、体に強い痛みが続いたひとでは、自律神経失調からもなり
ます。

2)やはり自律神経失調気味で、起立性低血圧(いわゆるたちくら
み)。これは脳全体に十分な血流を送れないことからくる、失神に
近い、くらくら感です。むかつきを伴うこともあります。

3)頸の筋肉の強いこり。
直立し、頭の位置を保つ。これはうまく機能していればいいけど、
乱れると、それを「ふらつき」として感じることになります。
 この維持のための信号は、ほとんどが、1)目で見た外界が安定
していること、部分的に、2)内耳、前庭の平衡センサー に依り
ます。
 わずかですが、その他に頸の筋肉の固有知覚にも依存していま
す。どの筋肉にも、そこに力を入れたことで収縮したという結果を
フィードバックするセンサー(筋紡錘)が埋め込まれています。筋
肉の強いこりでは、これがバカになっていて、いわば真っ白な、飽
和した信号を送り返したりするようになると考えられています。頸
を保とうとか曲げようとかしても、その制御が混乱することになり
ます。
 平衡感覚は、多重な経路の情報で制御されているにも関わらず、
どれか一部の些細なミスで混乱し、気持ち悪さになります。
 ということで、この、後頭部・頸のこりによるもの、という可能
性が高いと思います。頸椎ヘルニアは、うまくすると数ヶ月でほぼ
症状が無くなりますが、頸を守らなきゃということから、くび肩が
ぎこちなくなり、強いこりがずっと続くことがあります。神経損
傷・圧迫によるものではないので、厳密には後遺症とはいえません
が。さらに頸椎カラーの長期装着(これは避けられませんが)によ
っても、こりが強く残ります。
 再診してみてください。

 私は、先日の新潟県中越地震の数回の揺れで、その夜はずっとふ
らつき、むかつきを感じ、食欲もなく、まして酒を飲む気にもなら
なかったので、繊細にできてるものだなと、あらためて感心しまし
た。



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