「冷え、しびれ感、重苦しさ、だるさ、疼痛…」は同根
良くある症状です。感覚が一時的にマヒしたのは、朝、つまり寝ていた
数時間、身体が動いてなかったために、リンパ循環がほぼ止まり、むく
み・腫れが悪化、圧が高くなり細動脈を圧迫し局所血流が低下したため
(末梢神経か感覚端末の機能停止)かと推測されます。ちょうど長時間
正座で、足がしばらく感覚マヒするのと似た状況でしょう。健康なひと
では、強い圧(正座など)をかけると起きますが、と寝ただけでそんな
ことにはならないので、ベースに「全身の冷え」を感じるほどの循環不
全があるためでしょう。神経そのものに異常があるとは考え無くても良
いでしょう。
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頸肩腕症候群、腰痛、線維筋痛症などの「慢性疼痛」疾患は、痛みが主
な症状ですが、痛みにも「鋭い−鈍い」「動作痛、持続痛」など様々あ
り、かつその他にも「しびれ感、重苦しさ、だるさ」とか「冷え」も、
典型的な症状です。それらが、ずっとおなじではなく、日内の変動(起
床時、夕方疲労時に悪化など)や年間の変動、体調他(風邪引き、生理
サイクルなど)による変動、があり、場所も変わったりします。それら
の症状は別々の原因によるのではなく、いずれも本態は局所のリンパ循
環の滞りであり、その変動が、症状の種類、程度、部位の変動になると
考えられます。
治療が進めば、それらの症状はほぼ改善できるとおもいます。
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