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治療継続で改善を期待 No.[344]
投稿者:芝大門クリニック・渡辺譲二 投稿時間:2022/06/29 [水曜日] 23:59:29
回答が遅れて申し訳ありません。
今されている対処以外には、特に追加すべきこともありません。婦人科
受診は、状態の把握のために、検討されてもいいかも知れません。
できるだけ早い時期に再受診(治療)されることをお待ちしてます。

1)改善途上では波乱もあり
全身広範囲の強い疼痛(すなわち広範囲でかなり深部まで頑固なリンパ
循環鬱滞)からの改善は、ゆるやか・着実にとは進まないことが多いも
のです。
だから、時々、強い痛みが起きることも想定内です。しかし「頻繁な通
院・治療、症状悪化に際して迅速に対応」が難しい条件では、つらいこ
ともあるかと思いますが、必ず、改善できるし、たちはだかる障壁も状
態の把握・理解や治療方法の根本にあるのではないので、今後の発展(
より効率的にとか、自分でもできる方法など)にも期待できますので、
前向きを維持してください。

2)身体の前後正中ラインの重要性
改善すべきリンパ循環鬱滞については、さまざまな枝があるものの、主
脈たるべき部位・ラインがあると考えられます。その一つとして、くび
・体幹の正中、およびそのすぐ傍が極めて重要です。
「正中とその近く」は、運動・ストレッチなどで、動かして改善を図る
ことが、他よりも難しく、頑固で長期化し、コリ・疼痛が拡大・悪化す
る「震源地」になりがちです。

くびの前後の、正中の鬱滞では、頭痛、舌や咽喉頭症状、嚥下障害、後
ではめまい感、などが起きます。胸の高さでは、息苦しさ、心臓の圧迫
感、胸骨・みぞおちの痛み、胃症状などが起きることがあります。

3)下腹部疼痛 
下腹部、骨盤腔の内臓(膀胱、尿路、婦人科系臓器、腸)の強い痛みは
、「身体正中のトラブルの、体幹下部版」とも考えられます。

生理に伴う痛み、かつその部位が下腹部であれば、「子宮・卵巣」の異
常、婦人科系の病気と考えるのが常識的ですが、違うかも知れません。
生理のたびに酷い頭痛というひともいますが、それを婦人科系臓器の異
常とは考えません。
生理サイクル中の、ホルモンの変動により、細胞間(間質)液(=ほぼ
水分)が、多いひとでは2Kgも増減します。その貯留・排出のわずかな不
具合で、浮腫み、局所的鬱滞が起きると強い痛みになると考えられます
。生理にともなう、全身の疼痛の悪化、下腹部以外の疼痛はそのためで
しょう。
ホルモンの変動は、症状のきっかけであっても原因ではないので、血中
ホルモン量を外から制御するとか、臓器摘出手術などの方法は、かなり
慎重にすべきだと思います。



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