労働者の発明への対価で、東京地裁が、特許の独占の利益と、
それへの貢献率から数百億円を認めたのに、東京高裁が数億円で
和解を飲ませた事件。いま教授になっているかたは、日本の司法
はおかしいと発言しました。この事件は労働判例として、労働基
準広報にも紹介されています。
確かに、司法が聖域になってしまって、相当額の報酬を減額さ
れないという憲法上の規定にあぐらをかいて、裁判官がきちんと
仕事をしない問題があります。公務員は全体の奉仕者として、国
民が選挙する権利があります。
パリ・コンミューンは、その公務を行う人をやはり選挙し、報
酬も労働者なみにして、特権化しないようにしました。また民族
にもとらわれませんでした。今も歌われるインターナショナルの
歌は、パリ・コンミューンに由来するのです。
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