私たちがかかわる首都圏の建設組合の,石綿などによる肺がん
は34人,中皮腫は14人認定されました.肺がんのうち21人は,石
綿肺がなく,胸部X線写真やCT,最期は解剖で石綿による胸膜肥厚
斑(プラーク)を確認して認定させました.CTに映っているのに
『典型的な胸膜肥厚斑しか認めない』という誤った通念で却下さ
れたが,解剖で確認して復活した事案もあります.
旭硝子は石綿を使いながら,労働者にそれを教育せず,渡辺裁
判は解剖の機会なく却下された事案です.会社と監督署が一緒に
なって石綿がない,じん肺が認定されても石綿肺でないと宣伝し
ています.
渡辺さんは30年以上職場で石綿にばくろしており,改正石綿認
定基準からすれば認めるべきです.石綿問題は膨大な肺がん患者
が潜在していると考えられます.2月17日10:30東京高裁813号法廷
での弁論をぜひ傍聴してください.
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