「MIMI」という雑誌の特集「ろう者と健康」で,横浜の聴覚障害者相
談員の,頸肩腕障害発症後のリハビリ勤務について書かれていま
す.労災認定され療養休業中に,事業主が事実上の解雇を企てま
したが,手話通訳者やろう者など仲間ががんばって阻止しまし
た.いま横浜シティユニオンに加入して,職場復帰を粘り強く進
めています.シティユニオンはひとりでも入ることのできる労働
組合で,原発労働者の多発性骨髄腫の労災認定や東電に対する謝
罪要求にも取り組んでいます.今週25日金曜日10:30東京地裁527
号法廷で,原発労災東電裁判もあります.
横浜の手話の仲間は障害者の人権と,労働者の人権を,本当に
親身に取り組んできました.非常勤通訳者の労災認定も勝ち取り
ました.つまり,憲法25条の社会保障と労働最低基準,労働基準
法の災害補償と安全衛生法を,実践してきたのです.新小岩わた
なべクリニックで受付をされている網岡さんに,開港記念館で頸
肩腕障害について講演してもらったこともあります.
横浜シティユニオンのように,被災労働者の救済のために団結
することも大切です.職業病の運動もどうしても党派などで系列
化することが多く,労働者の連帯が阻害されがちです.また,言
論で意見を言ったり批判することを毛嫌いする人もいて,運動に
「敵対」しているというレッテル張りする人もいます.
心からさまざまな枠を乗り越えてみんなで職業病の運動を進め
ましょう.
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