横浜建設労組の組合員である職人が,過労による脳出血で労災
認定されました.週40時間労働で計算して,残業が月80-100時間
あり,社員ではありませんが実態として労働者性ありとして認め
られました.
脳出血による半身麻痺でリハビリ休業中です.会社はつぶれ,
資料が少なかったのですが,関係者の証言により客観的事実が確
認され,労災認定基準も満たしており,皆さんの努力で救済され
ました.
脳・心臓疾患や頸肩腕障害,腰痛などは過労性疾患であり,石
綿・粉じんなどによる肺がん・じん肺は呼吸器疾患であり,どち
らも当診療所や職業性疾患・疫学リサーチセンターで診療・相談
しております.認定させる上での要点をおさえ,監督署に労働者
保護の立場でやってもらう必要があります.
そのかたに応じて,党派にとらわれない労働者の連帯を目指し
て取り組むつもりですので,お気軽にご相談ください.
なお今回の脳出血の認定は,私の母(障害者作業所の指導員だっ
た.現在リハビリ中)の20年前の認定と同様の事案なので,うれし
く思っています.脳・心臓疾患の発作は死ぬか生きるかなので,
胸がつぶれる思いがしたものです.
最近槙原敬之にこっているのですが,自分のまいた水がほかの
人に涼しいという「夏は憶えている」というような歌が好きで
す.世界で一番でなく一人ひとりが大事というのは,日本が韓国
や中国などへの侵略を反省して,平和憲法を守ることに通じてい
ます.
|