厚生労働省が、肺がんなど石綿疾病を認定する際の認定基準に加え、
医学的要件である肺内石綿(小体)についての考え方を示す事務連絡を
出しました。(志位衆院議員事務所が入手)
中皮腫にくらべ、肺がんの救済がひどく遅れています。この事務連絡
では、石綿ばくろ作業10年以上ということを重視しています。また、石
綿小体5000本ということも強調しており、肺内石綿があればいいという
救済の基準が一見改悪されたようにも見えます(本数を高めに設定するこ
とにより)。
いずれにせよ、石綿救済は遅れており、認定基準改正も必要です。た
だ、胸膜肥厚斑さえあれば認めるという救済の線を崩させてはなりませ
ん。
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