「 くび・肩・腰・腕・あし 」の、つらい痛み。頸肩腕症候群専門、
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胸郭出口症候群 肩や頚の慢性的な強いこりがあり、やがて、手がしびれてきたら、胸郭出口症候群かもしれません。区別すべき最大の可能性は、頸椎症(椎間板ヘルニアなど)です。
頸肩腕症候群の部分的症状としておきます。
    目次
   症状
   原因
   診断
   治療
   手、腕のしびれ
   
 症状
手、腕のしびれ、違和感、重だるい、などの異常感覚がおきる。疲れやすい、力が入らない、という症状もある。
左右いずれかの場合が多いが、同時に起きることもある。やや女性、若いひとに多い傾向がある。
他に、以下の病名もありました。
過外転症候群
斜角筋症候群 = 前斜角筋症候群
リュックサック症候群

原因からすると、前斜角筋症候群が最も近いのですが、他にも原因があるため、少し広く定義したものです。
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 原因
頸の前横(鎖骨上窩=胸郭出口)において、筋肉(前斜角筋など)がこり、固く腫れて、腕や肩から(へ向かう、も)の神経や血管が圧迫、損傷されておきる。


「頚肋」
肋骨(あばら骨)は、左右に12本あり、肋骨が出てる脊椎を胸椎と言います。頸は7つの頸椎、腰は5つの腰椎で、胸が肋骨、胸骨とあわせて丈夫な骨組(これが胸郭)を構成してるのと、対照的に良く動きます。ごく希に、肋骨が無いはずの第7頸椎から肋骨もどきが出ていて、これが腕にいく神経の邪魔をし、症状が出ることがあります。
原因を、体型や筋力の弱さ、姿勢の悪さなどとするのが、ほとんどの論文・成書の立場です。
しかし、実際の発症のほとんどは、頸肩腕症候群の一部として、くびのコリが頚前方にも酷く及んだ結果です。よって、当院では、大半の例で、「頸肩腕症候群および胸郭出口症候群」と診断します。
 これは、社会的、思想的な立場ではなく、予防、治療のための実際的方針です。前者の立場からは、体型異常なのだから手術治療とか、筋力不足だからと筋トレを薦めたり、ただビタミン剤を出すだけ、などになります。
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診断   症状再現のテスト 画像診断
症状再現のテスト 腕、手や肩にしびれ、痛み、だるさが再現されたら、嫌疑濃厚です。
ライトテスト  ホールドアップのような腕の姿勢をとり、さらにくびを後ろに傾けます。

過外転テスト 検査側の腕をのばし、身体の後ろに向け(外転)、さらに頭を反対方向に向けます。

引き下げテスト  重い荷物を持つのと同じ負荷をかけます。腕をさげて貰い、さらにこれを、下に引っばり下げます。

鎖骨上窩圧迫 特に前斜角筋 Morley
烏口突起圧迫 前胸部、肩から(10pほど)内側に触れる突起。
これらを押すと痛みを発し、腕、手、まれに肩などに、しびれ、違和感が再現される。

鎖骨上窩、鎖骨の下、烏口突起周辺、腋の下、上腕の内側、外後側、肘のくぼみ、が、体表から触れる神経のルートです。根本近くで傷んだ神経は過敏になり、その経路は、わずか押しただけでも痛みを感ずるようになります。

他--------------
Adson test
 深く吸い込んで とめる
 頸を後屈、左右に回旋
 脈の消失 橈骨でみる
Allen ライトテスト
 さらに頸を左右に 回旋する
 深呼吸
Eden 胸鎖圧迫 テスト
 座位、両上肢を後ろ下方に伸ばす
 拍動変化
Ross 3分挙上試験 
 ライトの型、指開閉を繰り返す
画像診断 MRI レントゲン
血管が圧迫されるタイプでは、造影剤でその様子が見えて、診断されます。

また、頸肋(頸椎7、くびの脊椎なのに肋骨みたいな突起)は、レントゲンで診断できます。



脈波(指先)各種再現テストにおいて血流が阻害されることが観察されます。

サーモグラフィー
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 治療
一般  頸肩腕症候群とほぼ同じ
 温める  部分的に  
       入浴
 休息、充分で良質の睡眠
 
クスリ
内服
 神経修復 ビタミンB12
 他 頸肩腕と同じようなクスリ
 筋肉痛用の抗炎症剤 
 筋弛緩剤 
 抗不安薬 抗うつ薬
 
外用
 インドメタシンなどの抗炎鎮痛剤
 湿布  軟膏

症状緩和 他
 鎮痛
 睡眠薬

注射
くび、肩に強いしこりがあればトリガーポイント注や鍼治療の対象になります。

神経ブロック
鎖骨上ブロック、斜角筋間ブロックで腕神経叢周囲の炎症を抑える、斜角筋群のこりをとく、などをねらいます。

手術 「頚肋」という「肋骨もどき」が1つ余計にある場合は、手術で切除のことがあります。
 他に、斜角筋切断術や第一肋骨切断術もあります。
 「整形外科」で扱う病気であるため、本などにも、「治療=手術」としてあることが多いようですが、一般にはあまりお奨めしてません。

動作などの注意(×は禁止)
日常動作
 × 重い物をもつ ぶらさげ
 × 肩掛けバッグ、リュック、デイパックなどで 鎖骨にかける、肩関節を締める

(なお、悪い方をかばうと、残りもなりやすい 右でなったひとは左もなりやすい)

なお、症状が酷い場合は、腕を三角巾、マフラーなどで吊ると寛解することもある。

姿勢 
 肩が下がる、前に出る(巻き込み肩)にならないようにする
 × 机の奥に小さいコンピュータを置いて使う
 × スポーツ自転車(幅が狭い)に長時間乗る

筋力 姿勢矯正
 腕立て伏せ 起立、壁面に向かって軽い負荷
 (例 20回 1、2セット/日)
他ストレッチ、スイミング、歩行など
熊本大学式肩甲骨装具(KS band)

頸、肩の筋肉の緊張にならないように
 × 腕を持ち上げての作業
  肘、二の腕などを机に乗せ、頸肩の力が抜けてる姿勢での作業とする
 × 楽器演奏
 × 集中、持続、長時間の精密、緊張作業
 × マウス、コンピュータ作業

腹式呼吸
 斜角筋群は、胸式呼吸に際し肋骨全体を持上げることに参画します。激しくあえぎ、呼吸すると首の前にこの筋肉が浮びあがります。
 腹式呼吸ができれば、普段の負荷が減ります。
 腹式呼吸をマスターした武道の達人(剣道、弓道など)は、上体が揺れず弓や剣の先を止めることができます。これは力を入れて止めてるのではなく、抜いて止めるので、肩こりになるひとがないと言われてます(本当かどうか誰か教えてください)。
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 手、腕のしびれ
手のしびれの原因として多いのは
 老化
 糖尿病
 肝機能障害

 などが有ります。

 これらは、年齢、血液検査(特に肝機能、血糖)、飲酒歴などを参考に診断できます。
 また、これらの原因の場合、まずは身体の一番遠くである、足の先からしびれが始まり、それがかなり進んでから手の指先がしびれるという経過を撮ります。さらに、左右の差がないのも内科的、代謝性のしびれの特徴です。
頚椎症(椎間板ヘルニア他)
は、代表的な、「手のしびれ」の疾患です。
 よって、しびれを訴えるかたには、まず内科的原因ではないかどうかの確認、次に頚椎症を疑うべきかどうかの診断が必要です。

頚椎症の特徴
 頚の後屈(頭の後ろそらし)が、痛くてできない(正常は80度)。
 肩や頚の慢性的こりや、苦しさの時期が特にない。
 胸郭出口症候群よりは、急激に始まることが多い。


手根管症候群 しびれ、痛みが手、指に限局する場合は、手首における神経絞扼である可能性があります。

肘部管症候群 肘の後ろで、尺骨神経が障害されて、肘以下の小指、薬指側にしびれ、痛みがあります。
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